安静について

番外編(自分自身の場合)

妊娠初期の頃は、腹痛があり、子宮の収縮がきついようだ、ということで、まずは、仕事を辞めるように指示されました。
ところが、自営業のため、腹痛が治まってくるとまた、仕事の呼び出しという状態が続き、時々、腹痛を覚えていました。


そして、妊娠中期。腹痛がどんどん強くなり、病院で相談。ウテメリン1錠から2錠に増量。


薬を増やしても結局安静にするどころか、立ち仕事や、重い物を運ぶ仕事を普通に行っていた為、ついに、8か月に入った頃には、お腹が張って、普通に眠ることが出来なくなっていました。それでも、周りは、お腹に赤ちゃんがいるのだから、当たり前だ、と言われ、定期健診まで、ほとんど3日間程は眠れない状態のまま、じっと我慢。


定期健診になりやっと、病院を受診。内診を行った途端、歩行禁止。自宅に荷物を取りにも行けず、着の身着のまま即入院を余儀なくされました。


そのまま、50日間の入院のほとんどを24時間ずっと、点滴で管理することとなりました。私の場合は、周りの人は、皆普通に赤ちゃんを出産している人ばかりということと、8か月になっているにもかかわらず、お腹が目立たず、妊婦扱いもして貰えなかったというところは、大きいと思います。ですので、自分の経験から、人がなんと言おうと、自分で調子が悪いな、と思ったら、病院をすぐに受診することをお勧めします。何事もなければそれで、よいわけですから。辛い思いをするのは自分ですし、今は医学の進歩に伴って、出産を簡単に考える向きもありますが、現代でも命を落とす妊婦さんもみえるわけですので、主治医ともよく相談の上、納得のできる生活を送ることをお勧めします

満期産までの道のり

切迫早産を回避するために安静にする必要を余儀なくされるわけですが一般的な目標の段階について触れてみたいと思います。


第1目標
妊娠28週 体重の目安約1000g


第2目標
妊娠30週 体重の目安約1500g


第3目標
妊娠34週から35週 体重の目安約2000g


最終目標
妊娠36週から37週 体重の目安約2500g


赤ちゃんは妊娠34週から35週を過ぎると、自分で呼吸ができるようになります。
そして、36週から37周に入ると体温調節もできるようになっているといわれています。

37週まで到達出来れば文句なし!!不本意ながら、34週で出産になってしまったとしても十分だと思います。ママが一生懸命頑張った結果ですから。決して、自分を責めるのはやめましょうね。

長期間入院することになったとしても、切迫流産・切迫早産には目標となる地点があります。さらに無事に産まれてくれさえすれば、母子ともに一緒に普通の生活に戻れる訳です。その日の為に今は辛くても出産して元気な赤ちゃんの顔をみればその苦労は報われます。今現在、入院中の方も安静指示が出ている方もゴールは目の前です。
お腹の中で赤ちゃんを少しでも長く育てられるように、頑張って下さい。

いつまで安静が必要?

安静を必要とするのは、一般的には満期産(正期産)に入るまでということになります。必ずしも出産予定日(妊娠40週)までお腹の中にいないといけないわけではありません。

満期産とは、妊娠37週0日から妊娠41週6日までのことを指します。この間に分娩になるのが、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても好ましい状態だと考えられているわけです。
ですから、何の問題もない方なら37週に入ったら出産になってしまっても何の問題もないわけですね。

出産予定日というのはあくまでも妊娠週数を決めるための目安であって、予定日ぴったりに分娩しないといけない、という意味のものではありません。

ですから、投薬や点滴治療も37週をもって、終了になるようです。実際私も、その時点で重いものを持つなど普通の妊婦さんがしては、いけないこと以外の制限は全部解除になりました。

この時点で私は、50日間ベッドで寝たきりの生活を送っていた為、退院した直後は、2階の自宅に途中で休憩をしながらもどる、という何とも情けない状態になっていました・・・。(^^ゞ

安静解除について注意が必要なのは、あくまでも一般的にはという条件が付きます。胎児が小さい場合などで妊娠をもう少し継続する必要のある方も出てきますのであくまでも目安と考えて下さい。

一般的な方の場合はゴールは37週と考えてもよいと思います。

安静にする必要性

安静にする必要性については、お話するまでもないと思いますが、目的は、はっきりしていますよね。「赤ちゃんが無事に産まれること」ですよね。
どんなに切迫流産、切迫早産におびえ、ずーっと、安静を指示されたとしても赤ちゃんが無事に産まれてしまえば終わり、ですよね。
でも、私もそれは十分承知しているものの、当時はストレスが溜まってしようがありませんでした。私の場合、家族の理解が不十分だったこともあり、安静の指示が出てもなかなか自宅では安静にできずに、結局、投薬だけでは、お腹が張ってきて、入院するという結果になってしまいました。

でも、考えてみると、その時に、自分が我慢することで、その時の子供は人生をフライングすることなく、お腹の中で産まれる準備を着々と進めていたのですね。
特に自分は小柄だったので、大きな子供は望めず、満期産までいっても下手をすれば、保育器に入らないといけない状態だったかもわかりません。
この事に気が付いたのは、出産した後からママ友になった私と同じような体格の人のお話を聞いたからです。その方は、満期産に入って出産したものの37週で出産したそうです。普通の人なら特に問題ない時期に入っていますが、体格が小さい人はやっぱり、赤ちゃんも小柄なことが多いので体重が少なく保育器に入り、赤ちゃんと一緒に退院することはできなかったそうです。出産時はあっという間だったそうですが、赤ちゃんはまだ、産まれる準備が完全にできてなかったのでしょうね。

せっかく、授かった命で赤ちゃんはその後一生その体で過ごすことになります。お母さんは不自由ですが、赤ちゃんのために一時、我慢することくらいなんでもないかな、と今は思っています。

入院時の安静度

残念ながら入院を余儀なくされた場合でもその程度によって安静度は異なります。
一番安静度の高い人はトイレも行けず、食事も寝たままで(ごはんはおにぎりでしたが・・・)相当なストレスだと思いました。
自分も入院中2日程寝たまま食事をしましたが、喉をとおりませんでした。以下は私が入院した病院の安静度の度合いです。

一番安静が必要な人
行動範囲はベッド上のみで、トイレは看護師さんに依頼、食事は寝たまま、清拭は、不可か、看護師さんに行ってもらう


二番目に安静が必要な人
行動範囲はベッド下まで可。トイレはポータブルトイレ。食事は座位。清拭、シャンプーは可の場合と不可の場合あり。


三番目に安静が必要な人
行動範囲はトイレまで可、但し洗面は不可。食事は座位。清拭、シャンプーは可。この段階の人が一番多いです。そして、私が入院した病院では、この状態の人ばかり集めた病室でしたのでトイレは、部屋のすぐ、前にありました。


四番目に安静が必要な人
行動範囲はトイレ、洗面可。食事は普通に座位で取りにいく事ができます。清拭、シャンプー可。
この段階になると、2日ないし3日位で退院予定の人になります。



ちなみに一番目から三番目の安静が必要な人は24時間点滴を行っています。
清拭とは、体を熱いタオルで拭く事です。
シャンプーとは自分で普通にできるのではなく、美容院のように、専用のシャンプー台で寝た姿勢のまま、看護師さんに洗髪してもらいます。当然移動は車椅子が基本です。

医師から安静を指示されたら

切迫流産・切迫早産・その他の妊娠時のトラブルについての治療の進め方は、当然ですが、受診した病院や、担当した医師によっても大きく変わってくると思います。
同じ病院でも医師が違えば前回診てくれた先生は、家事もダメって言われたけれど、今日の先生は外出もOKだった、ということなどもよく聞く話です。その辺りのさじ加減は自分がどの先生の指示が一番優先したら、いいと、思うのか、産まれてくる赤ちゃんのために何を優先するべきか、は、お母さんとして考えてみるべきことだと思います。

安静の度合いの目安ですが、医師が「安静に」と言ったか、「なるべく安静に」と言ったかによっても微妙に違いがあると思います。

あくまでも私なりの大体の目安ですが参考にしてみてください。

安静にと言われた時

  • おっぱいのマッサージは不可(お腹が張ってきます)
  • 食事の支度 不可
  • 洗濯や掃除 不可
  • 買い物 不可
  • 入浴 できればシャワーですませる
  • 上の子供を抱く 不可
    私は、抱っこするどころか、散歩に出ただけでお腹が張ってくることもありました。
  • 洗面・トイレ OK

なるべく安静にと言われた時

  • おっぱいのマッサージは不可(お腹が張ってきます)
  • 食事の支度 長時間立ちっぱなしにならないように工夫をする
  • 洗濯や掃除 なるべくしないほうがよい
  • 買い物 医師によって別れる事が多いかも
  • 入浴 シャワーですませるか、短時間の入浴程度
  • 上の子供を抱く お腹に力が入らないように気をつける
  • 洗面・トイレ OK

医師から安静を指示されたら

「切迫流産です。自宅で安静にしていてください」といわれたら、あなたなら、どうしますか。
単純に自宅安静、と言われても今から、思い出しても、具体的には、「仕事はやめてくださいね」と言われたくらい。でも、今なら、この程度なら簡単な家事位は、できる、とか、反対に無理をせずに寝ていた方がいい、というのは、2度も切迫早産で入院したので、自分の身体なら何とかこれ位までは、OKかな、というのは、なんとなく、わかりますが、初産の人だと先生に詳しく尋ねないと、どこまでの安静なのか、わかりませんよね。

流産・早産の危険性が高くなるほど、それにつれて安静の必要性も高くなると思いますが、どこまでの安静を必要とするのかは、担当の医師に尋ねるのが一番だと思います。周りの人が何を言っても、なぜ、安静が必要なのか、どの程度なのかを説明できるのは、医師だけですから。

私の場合は、満期産の時期に入って安静にする必要がなくなっても、一人で外出をするのは、控えてください、と言われました。これは、子宮口がずっと開いたままの状態でしたので、いつ、出産の状態なっても不思議ではない、ということで、安静とは関係がなかったのですが。

医師から切迫流産や、切迫早産、その他のトラブルがあるということで、自宅での安静を指示された時は、できることなら、家事等はせず、トイレ、洗面、食事以外の時は横になっているのが理想だと思います。
しかし、自宅にいるとなかなか寝ている事は難しいですよね。
私は、もしも可能なら実家で安静にされる方がいいと思います。どうしても自宅にいると、寝ているだけというのは案外難しかったです。

当然のことですが、実家が遠方の場合は、必ず医師に相談し許可をもらって薬なども出してもらい、実家の近くの病院への紹介状を書いてもらうようにしましょう。

 

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